Wednesday, June 29, 2011

おまかせで!

寿司屋に行っておまかせで握ってもらう。
これは僕の基準ではアリ。
もちろんその前に、そのお店の人を信用していて、おいしいものを適価で出してくれることが前提。
だって余った古いネタをおすすめです!って出す店だってちゃんとあるから。

じゃあ、自分が乗るバイクの改造をおまかせでやってもらうってのは?
やりたい人はそうすればいい。
でも、自分の中では全くそのつもりはない。
理想の形はいつも少しずつ変わっているかもしれないが、
自分が好きな形、雰囲気は変わらないから。

その理想に近づけていく行為が僕にとってのバイクの改造なんだ。
こうしたい、というイメージがあって、その形に仕上げることをお店に頼む。
これはとてもよくわかる。

個別の部品や、大掛かりなフレームの溶接は人にお願いしているし、
すべてを自分だけで作ることは出来ない。

でもいつも自分にとって何がカッコいいのか、姿がいい、と言えるのか?
そのことは絶えず考えている。

バイクの部品で、これとこれ、どっちがいい?と言われて決める行為一つにも
自分の考えが必要なんだ。
いろんなことを決めた結果その形が成立するわけだし、
自分が裸でいいって決めたなら、それを見た他人が笑ったってなんでもない。


その一番面白い部分をおまかせでやってもらってると、
いつのまにか、悪い仕立て屋に騙されて、馬鹿みたいに高い金払ったあげく。
裸で町を練り歩くことになっちゃうよ。

悪い仕立て屋に気をつけよう。

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